イシューからはじめよ
今回は安宅和人氏著
「イシューからはじめよ」
について軽く書きたいと思います!
こちらは有名な本で、僕は大学生のうちに読むべき本をネットで調べた時にヒットし購入しました!
一年以上本棚に寝かしていましたが、最近読んでかなりいい内容だと感じたので紹介したいと思います。
内容は生産性を上げる為の問題設定の仕方と、解決法について書かれた本です。
正直、簡潔にまとめるのがなかなか難しく、要約できそうにありません。笑
なので、今回は
問題解決へのアプローチ、考え方のコツ
としてなるほど!と感じたふたつを紹介したいと思います。
・「言葉」にする
まずひとつ目は何でも言葉にすること。
これは以外と怠りがちで、多くの人が軽視しているものです。
頭では理解できている、把握していると思っていても言葉にできないことがたくさんあります。
そのような物事の多くが深く理解出来ていないことが多いです。
本書にも書かれていますが
人間は言葉にしない限り概念をまとめることができません。
出来事や考え方を言葉にできないと、人はしっくりこず、納得も記憶もしにくくなります。
うまく言語化出来ていない文章では説得力を持ち得ないのです。
そして、言葉にできない物事は頭に残りにくく、すぐに忘れてしまいます。
よく、「語彙力が無い」と言っている人がいますが、どちらかというと「言語化能力が無い」という言い方が正しいのかと僕は思います。
なので、感じたこと考えたことはすぐさまメモを取る癖をつけたほうがいいです。
そうすることで、理解を深め、記憶の定着を高めることができます。言語化の上達にもつながります。
また、言葉にするときのポイントは以下の2点。
・「why」より「where」「what」「how」で言葉にする。
「なぜ〜か?」という考え方は、問題のフレームが曖昧で、アプローチの仕方が定まりにくいです。
「何が〜か?」:主語の固定
「どこで、どこを〜か?」:場所の固定
「どのように〜か?」:方法の固定
上のように一つの軸を固定することによって、枝分かれするように問題解決を進めることができます。
・比較表現を入れる
「より大きい」「より高い」「より効率が良い」
など、よく使う表現ですが何に比べてどれくらい違うのか。
これは、比較するものがあって初めて把握できるものであり、しっかり比較することで改めて違いが分かります。
この、言葉にするということは僕がこのブログを始めたきっかけでもあります。
・仮説を立てる
二つ目は仮説を立てること。
「こんな感じのことを決める」
では、上でも書いたように
フレームが曖昧になりがちです。
主語、場所、方法などを固定し、強引にでも仮説を作って考えた方が効率よく進みます。
「〜の市場はどうなっている?」よりも
「〜の市場は規模が縮小しているのでは?」
など、
具体的な柱を一本ずつ立てていき、そこから派生するように思考を進めていく方がまとまりがあり、体系的な考えが自分の中に出来上がります。
具体例を抽象化していったり、規模を大きくしていくのが良いと僕は思います。
長くなりましたが、要するに上の2つは問題のフレームを明確にするため、思考プロセスを確立させるために必要だと言えます。
何から考えたらいいのかわからないということが日常にたくさんあります。
そのような物事に対するアプローチとして大いに役立つ内容だと思ったので今回紹介させていただきました!
是非、気になった方は一読してみてはいかがでしょうか!